床屋のマスターの挑戦

皆さんこんばんは。
今日のヤフーニュースでＪＴが1箱1000円のたばこ「Ｔｈｅ　Ｐｅａｃｅ（ザ・ピース）」を2月から発売する・・・ってついに4ケタですか・・・私はたばこ吸わないから全然構わないけど・・・愛煙家の人はこれから益々国からしぼりとられますねぇ～。

しかし、１０００円てぇ～、ラーメン２杯食べれるっちゅうねん！
どうなんやろ？意外に見栄張りで若い人とかに人気したりして・・・・・。

１００００円のたばこを吸う人とかだったら凄いって思うけどね！
ではでは本題に・・・。



「尊敬する人は誰ですか？」こう聞かれると・・・・・そりゃ～身近な先輩や恩師や・・・いますけど、もっと広く視野を広げると・・・３・４人すぐに頭に想い浮かびます。

それは・・・・・本田宗一郎や松下幸之助、柳井　正に孫正義です。皆さんご存じですよね？

左から・・・ホンダ（本田技研工業）、パナソニック、ユニクロ、ソフトバンクの経営者です。本田宗一郎や松下幸之助は過去の人ですが後の二人は現役バリバリの日本を代表する経営者です。

その中でも今日私がお話したい大好きな人とは・・・・・柳井　正です。　（呼び捨てにしてごめんしゃい！＾＾）

皆さんの身に着けているものの中に「ユニクロ」の商品はありませんか？＾＾私はこの冬は毎日「ライトダウンジャケット」・・・だったかな？・・・を毎日着用してますよ。＾＾とっても軽くて暖かいですよ。

「ユニクロ」投資する人は「ファーストリテイリング」って言いますが、この会社（柳井　正）の経営理論というか姿勢というかとてもすばらしく大変興味深いので紹介したいと思います。

まず、柳井　正さんは早稲田大学政治経済学部を卒業し、ジャスコに入社した経歴があるんですね～。でも、半年ぐらいで辞めたそうですけど・・・

大学時代は私もそうでしたが・・・無気力学生で学校も行かずマージャンやパチンコに明け暮れていたそうです。で、学生気分が抜けきれなく・・・働くのが嫌で嫌でしょうがなく・・・だそうです。

それから・・・地元の山口県に帰り父親の経営する小郡商事に入社。1984年6月に社長に就任・・・第一号店を広島市に出店し、「ユニクロ」という店名でカジュアル小売業に進出。1991年、社名をファーストリテイリングに変更。94年には広島証券取引所に上場し、97年東証2部に上場。99年2月には東証1部に上場をと・・・成功の道を歩んで・・・。

一番良かったのは父親が２０代の若造に「お前の好きなようにやれ！」ってすべてを任せてくれたことらしいです。
その中でたくさんの失敗を重ねて今にたどりついたらしく彼の人生は「１勝９敗」らしいです。

あと・・・この会社の会議は５分前から始まるそうです。なんでも会議の５分前にはみんなが集まってるから始められるのだそうです。・・・・なので柳井　正さんは会議に遅れてくる人は大嫌いだそうです。


ファーストリテイリングとはユニクロを展開している会社です。そこには面白い話があります。

１９９５年に全国紙に「クレームしてくれたら１００万円あげます」という広告をユニクロが出しました。（ドンダケ～）

そうしたら１万件ほどクレームがきたそうです。　「ズボンの補整の待ち時間が長い」「補整の仕上がりが雑」「レジの待ち時間が長い」などなど・・・。では、なぜユニクロはお金を使ってクレームを募集したかというと・・・・・

もともとお客さんのほとんどはクレームは言いません。不満があれば口には出さず、店に来なくなるだけです。

統計では、不満があればちゃんとクレームを言ってくれる人は４％しかいないそうです。２５人不満があっても１人しかクレームを言ってくれないそうです。

お店からすればクレームがないほうが良いと思うかもですが・・・

「不満がたくさんあるのに教えてくれない」というのは怖いものと思いませんか？

だから１００万円というお金を使ってイベントにしてでも・・・・・ユニクロはクレームを欲しがったわけですよ。
（新聞の広告費も考えれば、コストは数百万円以上でしょう）


もう１つ興味深いお話があります。

ユニクロは数年前、野菜の通信販売を手がけていました。２００２年にＳＫＩＰという高品質の野菜を提供するブランドを立ち上げたのですが。。。１年半後の２００４年に撤退します。

服を管理するのと野菜の管理は勝手が違ったようですね。

ただ・・・・・注目は失敗したことよりも、事業撤退の早さです。
立ち上げて１年半後に撤退というのは、全国展開する会社ではかなり早いです。

事業というのは失敗するもので皆さんが目にする事業、つまり顧客として買ったりするのは成功した事業としてなので、意識しないかもですが・・・・・
だいたい事業というのは１０個ためしにやってみて１個か２個うまくいけばいいものではないのでしょうか・・・。

世の中には「ためしにやってみないと誰にも分からない」とということが本当にたくさんあるからです。

なので、事業の失敗自体は悪いことではないと思います。むしろ失敗自体はよくて、撤退の早さのほうが重要になります。


まとめると・・・・・

「クレームが多い」、「事業に失敗する」一見これは会社にとって悪いことととらえがちですけど私は悪いとは思いません。

「クレームが多い」というのは直すべきところが明らかになるのですぐに改善できることになります。

またクレームを真摯に聞く姿勢をもっていれば、顧客もクレームを言いやすくなるので、クレームはやはり多くなります。

でも会社が良くなるためには必要なことだと思ってます。なので・・皆さんも街中で「カチ～ンっ！」ときたらどんどんクレームつけましょうね！

また「事業に失敗する」というのは会社にとって避けて通れないので、重要なのは「失敗しない」ことよりも「失敗を認めたら撤退をすばやくする」ことのほうが大事です。
投資もそうですがダメと思ったらすぐにロスカットをすることはとても大事なことです。塩漬け株（いつまでも損をかかえてるのを持ったままにする）があると次に投資するときの足枷になります。

っという具合にこのようなの２点で、ユニクロはかなりすぐれています。

だから、私はユニクロ、つまりファーストリティリング（柳井　正）が好きです。

このように私は会社というのは「業績」とかではなく「会社としての姿勢」のほうを重視して好きか嫌いかを決めるようにしています。

「業績」はごまかすこともできますし、ごまかすつもりなくても一時的に良くなったり、みせたりすることができます

でも・・・・・「会社としての姿勢」はごまかしがきかないからですね＾＾

皆さんの会社の姿勢はどうですか？クレームつけましょうかぁ？

今日はこのくらいで・・・ではまたです・・・・・。